トラウマセラピストの山口です。
今回は「周産期心理学」とバーストラウマについて。
お腹の中にいる胎児や生まれたばかりの赤ちゃんの心理学。胎児のころもしっかり記憶があるみたいです。
特に身体の感覚の記憶。例えば、お腹の中にいるとき、母親が妊娠中いつも心配していたとする。そのような不安、「なんとなくここ落ち着かない」とお腹の中で思っているみたいです。
講師はソマティック(身体指向)なアプローチでセラピーを30年以上しているアメリカ人のジュディス。彼女もバーストラウマがあったと言う。
子供時代のテーマを身体的にどんどん扱って、解放していったそうです。
そのうち感覚として、生まれてくる時にかなり苦しかったという感覚が思い出された。不思議ですね。私は実体験ではわからないのですが、ワークをどんどんしていくとあるのかもしれません。
こんなのも聞きました。 タートルネックが着れないクライアント。深めていくと、それはへその緒が首に絡まったトラウマがあったからだそうです。
ロストツインというのがあります。よくあるのが、2人の胎児が妊娠しているケース。 そのうち必然的に1人の方に、栄養が偏るみたいです。
そうするとあとの1人は亡くなる。その時に、生き残った胎児は感覚的に大事な誰かを失った、と感じることがあるそうです。 だから大人になっても「失ったもの」を探し続けるようにつねに恋人などがいないとおちつかないようです。
無性に孤独感も強いようです。 このように胎児のころ、お腹にいたころ、生まれてくる過程に私たちを形成する要因があるようです。
私は生まれてすぐ母親から離された。 保育室的なところに入れられて、そこは機械音とほかの赤ちゃんの泣き声があるだけ。プラスチック的な箱に入れられふとん的なものがあるだけ。救いなのは、1日数回母親と会える。母乳の時間。
このようなことは一昔だとよくあること。 今でも病院だとふつう?想像してみてください、、、生まれたて私がママ~、と手をのばす。そこにはプラスチックの壁だけ。ママのにおいもない。ママの声も聞こえない。 ママに触れることもできない。
これは愛着形成に悪影響です。どんどん私自身のワークをやっていくと、手の感覚でそこにいるはずの母がいない、的なことになるような気がしますが、、、 ではどうすればいいのか、 私の妹は助産院で2人の子を産んだ。
先月も2人目のこが生まれた。2人も子供は生まれてからずっと母親といっしょ。ママのにおい、声、感覚、どれも、そこにはある。 様々な要因があると思うが、1人目の子は2歳になるのだが、とても生命力があるというのか、パワフル!
伝えたいことは、、、 どんな生まれかたをしようが、どんな大変な幼少期を過ごそうが、回復、そこからの成長は可能だということ
山口修喜
トラウマカウンセラー
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